【#ISISクソコラグランプリ】 ソーシャルメディアの拡散力と危険性

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皆様、こんばんは。

今回の投稿は、インターネット上で様々なオンラインサービスとして展開されている ソーシャルメディアの危険性に関する投稿となります。

それでは今回の投稿にまいりましょう。

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はじめに

さて改めまして今回の投稿は、インターネット上で様々なオンラインサービスとして展開されている ソーシャルメディアの危険性に関する投稿になります。

先月より日本を始めとした世界中でニュースとなっているイスラム国による日本人人質事件。

当ブログをご覧いただく皆様もよくご存じと思います。

残念ながら人質となっている2名の内、すでに1名の方は殺害され、残り1名の方についても安否不明な状態が続いています。

しかし一方、このように緊迫した状態が続いている状況の最中、左記の状態を全く理解していない一部のインターネットユーザーが存在しています。

皆様の中にも「ISISクソコラグランプリ」という一部のインターネットユーザーによる行為をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の投稿ではこの「ISISクソコラグランプリ」を踏まえながら、現在のインターネットでは当たり前となったソーシャルメディアに関する注意喚起を投稿してまいりたいと思います。

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ISISクソコラグランプリ

【ISISクソコラグランプリとは何か】

「#ISISクソコラグランプリ」というハッシュタグを使用してTwitter上で拡散されたツイート画像

それではまずISISクソコラグランプリに関する説明を記載してまいりましょう。

ISISクソコラグランプリは先月のイスラム国による日本人人質事件の発生後に、イスラム国が動画サイトに投稿した日本人人質に関する動画を素材として作成された上記画像のようなアイコラ画像に「#ISISクソコラグランプリ」というハッシュタグを使用してTwitter上で拡散されたツイートです。

誰がTwitter上で始めたのかという点に関しては不明ですが、「#ISISクソコラグランプリ」というハッシュタグを使用したアイコラ画像は瞬く間に世界中へと拡散され、世界中のマスメディアにより話題として取り上げれることとなりました。

また作成したアイコラ画像をわざわざイスラム国のTwitterアカウントに送信して煽るユーザーもいるなど、人質となっている2名の命が危険に晒されている状況の中で不謹慎極まりない行動といえます。

そしてこのISISクソコラグランプリにおいて、あるユーザーがツイートしたアイコラ画像を巡り、炎上騒ぎが発生するという事態になりました。

【冗談では済まされない危険なアイコラ画像】

それでは先に記載した炎上騒ぎに関して、大まかな概要を記載してまいりましょう。

まず今回の炎上騒ぎを引き起こす発端となったユーザーに関して以下となります。

ISISクソコラグランプリの画像を投稿して炎上したTwitterのユーザーアカウント

こちらのユーザーが一体何をしたのかと申しますと、左側の天使が銃を持ちイスラム教の創始者であるムハマンドの額を撃ち抜くという、イスラム国のみならずイスラム教全体を冒涜するようなアイコラ画像を作成し、周囲のTwitterユーザーが忠告したのにも関わらず、左記の画像をTwitter上に投稿したというわけです。

なお実際にこのユーザーが作成したアイコラ画像を直接に掲載することは抵抗があるため、アイコラ画像をご覧になりたい方は以下のURLをクリックしてください。


<アイコラ画像のWeb魚拓>

1、URL

アイコラ画像


そしてアイコラ画像の投稿後、この画像を見た一部のユーザーがアイコラ画像の作成者に関する個人情報を特定し、それをさらにイスラム国のTwitterアカウントに送信するという行為に出てしまいました。

そしてその後イスラム国のTwitterアカウントからは、以下のようなツイートが挙げられたということが一連の流れとなります。

日本人ユーザーがツイートしたアイコラ画像に対するイスラム国のTwitterアカウントのツイート

ソーシャルメディアの拡散力と危険性

【ソーシャルメディアの普及】

さて前項で記載したイスラム国による日本人人質事件に関連したアイコラ画像の炎上騒ぎの件、当記事をご覧になる皆様はどのようにお考えになりますか?

ここ数年のスマートフォンの普及により、Twitter及びFacebookを始めとしたソーシャルメディアを利用するユーザーはさらに増加しました。

ソーシャルメディアはその特長として、誰もが情報を発信することが可能であり、また誰もが情報を共有することができるという点が挙げられます。

しかし一方、上記のソーシャルメディアの特長はメリットにもなる反面、使い方によってはデメリットにもなり得るという諸刃の剣であることを自覚しなければいけません。

つまりソーシャルメディアの拡散力とは、良くも悪くも1度火が付けばとどまることがない脅威となり得ることをしっかりと理解しなければいけないのです。

それでは先のアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件を例にソーシャルメディアの脅威を考えてみましょう。

【無知が招くソーシャルメディアの脅威】

先に記載したアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件では、まさにアイコラ画像の作成者の無知が招いた出来事ではないかと思います。

以下の画像をご覧ください。

アイコラ画像を投稿した作成者の炎上後に投稿されたイスラム国の教えのことをイスラム教と思っていたのですというツイート


<引用>

イスラム国の教えのことをイスラム教と思っていたのです


つまりアイコラ画像の作成者からすると、イスラム国=イスラム教と考えていたわけですね。

また以下の画像もご覧ください。

アイコラ画像を投稿した作成者の炎上後に投稿されたちょっとした悪乗り感覚で自分も参加したいと考えた謝罪ツイート

おそらくこのユーザーはISISクソコラグランプリというツイートを目にした際に、ちょっとした悪乗り感覚で自分も参加したいと考えたのでしょう。

しかしイスラム国はおろかイスラム教のことさえも理解していないという無知であるが故に、自分が作成したアイコラ画像の意味に関しても全く理解できていないのです。

だからこそ上記のような発言をツイートしているものと推測されます。

僕自身がインターネット上で調べた限りではこのユーザーがアイコラ画像を投稿後、このアイコラ画像を問題視したインターネットユーザーに対してこのユーザーがかなり執拗な反論を行い、結果的に一部のインターネットユーザーが個人情報の特定を行ってイスラム国のTwitterアカウントに送信するという流れになったようです。

【インターネットの世界は現実世界の延長ではない】

僕自身が今回のアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件を見る限り、現実世界、とりわけ現実世界の人間関係の延長線上のような感覚でソーシャルメディアを利用するユーザーが少なからず存在すると考える次第です。

しかしインターネットの世界は現実世界の延長ではありません。

現実世界の人間関係の中では冗談で済まされることでも、インターネットの世界では冗談で済まされないことは多々あるでしょう。

なぜならば現実世界の一般的な人間関係というものは限定的なものですが、インターネットの世界ではユーザーが発信した情報に対して基本的に不特定多数のユーザーが目にすることができるからです。

もちろんソーシャルメディアに関しても、インターネットの世界におけるコミュニケーション手段の1つです。

だからこそ現実世界と同じような感覚で情報を発信した場合、1つ間違えば今回のアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件のように、情報を発信したユーザー自身が手痛いしっぺ返しを受けることになるのです。

【インターネット上に拡散した情報を削除することは困難】

今回のアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件を例に挙げても、一度ユーザー自身が発信した情報がインターネット上で拡散した場合、発信した情報を完全に削除することは不可能です。

特にソーシャルメディアを介しての拡散の場合、Twitter及びFacebookを例に挙げればリツイートやシェアという形でどんどん拡散していき、最終的にはインターネット上に拡散していきます。

例えば今回のアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件に関しては、作成されたアイコラ画像やアイコラ画像の作成者に関する個人情報がソーシャルメディアを介してどんどん拡散していった様子を見受けることができました。

インターネット上で情報を発信する場合、今回のアイコラ画像に関する炎上騒ぎの件に関しても然りですが、情報を発信するユーザーが発信内容に関して十分に注意する必要があるのではないでしょうか。

【インターネットは決して匿名の世界ではない】

インターネットユーザーの中には、インターネットという世界が匿名で好きなことができると考える方がいらっしゃいます。

しかしインターネットの世界は本当に匿名なのでしょうか?

僕が知恵袋のウイルス対策カテゴリを拝見していると、時折「IPアドレスにて個人情報が特定されてしまいますか」というご質問を見受けることがあります。

このご質問に関する答えとしては、一般的なインターネットユーザーがIPアドレスのみで個人情報を特定することは困難です。

IPアドレスはインターネットプロバイダーから付与されるものであり、IPアドレスに関するログはインターネットプロバイダー側で記録されています。

つまりIPアドレスから個人情報を特定する場合、インターネットプロバイダーを介してIPアドレスに関するログを開示してもらう必要があるからです。

しかしインターネットプロバイダーによる情報開示には裁判所の開示命令が必要であり、手続き自体も複雑なため、一般的なインターネットユーザーが容易に行えることではありません。

それではなぜインターネット上で個人情報が特定されることがあるのでしょうか。

実は答えは明白なのです。

それはインターネットを利用するユーザー自身が、自らの個人情報に関するリスクを考えることもなく表示する例が多いからです。

例えばソーシャルメディアが良い例でしょう。

以下をご覧ください。


<Twitterの炎上騒ぎ>

1、URL

2013年夏炎上行為ツイート連鎖事件


これは京都府の高校生が悪ふざけをしてコンビニの冷凍庫に寝そべった上に、その画像をTwitter上に投稿したことで炎上騒ぎとなった事例です。

この事例の場合、自らの顔出しやコンビニの冷凍庫に関する形状で個人情報の特定が行われました。

また上記以外にもTwitterアカウントに表示される情報や過去にツイートされた内容に関しても、個人情報の特定に利用されたものと考えることができるでしょう。

そしてさらに以下の画像もご覧ください。

自らの顔出しに加えて背景にこのような文字が表示されている画像をソーシャルメディアに投稿する行為は自ら個人情報を表示しているというツイート例

この事例に関する説明はもはや不要と思いますが、自らの顔出しに加えて背景にこのような文字が表示されている画像をソーシャルメディアに投稿する行為は、自ら個人情報を表示しているようなものです。

これら2つの事例からもご理解いただけるように、インターネットの世界に関する知識の無さが招いた事例であると記載することができるでしょう。

なおこの場を借りて1つ警告したいことがあります。

それはスマートフォンで撮影した画像をそのままソーシャルメディアに投稿している方がいますが、スマートフォンで撮影した画像の場合、位置情報に関する設定が有効となっている際に画像自体に位置情報が記載されている場合があります。

スマートフォンで撮影した画像の場合は位置情報に関する設定が有効となっている際に画像自体に位置情報が記載されているという実例

この画像は僕自身のスマートフォンで撮影した画像に記載されている位置情報ですが、位置情報に関する設定を無効にしているため、正確な位置情報に関しては表示されていません。

しかし位置情報に関する設定を有効にした状態で撮影した画像の位置情報を調べた所、まさに自宅アパートに関する位置情報が記載されていました。

現在のスマートフォンにおけるGPS機能は非常に優秀ということですね。

皆様も十分にご注意ください。

まとめ

さて今回の投稿はいかがだったでしょうか?

重ねて記載しますが、インターネットの世界は決して自由な匿名性の高い世界ではありません。

インターネットユーザーの不用意な情報がたちまち世界中に拡散し、最終的には情報を発信したユーザー自身を傷つけることもあるのです。

インターネットの普及により、個人が家に居ながらにして世界中に情報を発信できる時代となりました。

またスマートフォンの普及により、インターネットを利用するユーザーの低年齢化が加速したように思います。

今やインターネット、とりわけソーシャルメディアはインターネット上におけるコミュニケーションツールの1つとして非常に有用な手段です。

しかし有用な手段であるソーシャルメディアも使い方を誤ると時として諸刃の剣になり得ることをご理解いただきたいと思います。

なお今回の投稿で記載する記事以外のセキュリティソフトの使い方に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下のセキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめを参照してください。


<セキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめ>

1、URL

セキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめ


それでは以上です。