皆様、こんばんは。
今回の投稿は、2013年に投稿させていただいた当ブログ管理人によるウイルスバスター海外版の評価と日本語化に関する投稿となります。
それでは今回の投稿にまいりましょう。
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当記事の改訂にあたり
さて改めまして今回の投稿は、2013年に投稿させていただいた当ブログ管理人によるウイルスバスター海外版の評価と日本語化に関する投稿となります。
前回の投稿から早くも8年という時間が経過して、特に日本語化に関する記載内容に曖昧な点が多いため、今回の改訂で全面的な修正を実施させていただきたいと思います。
そして当記事については、ウイルスバスター海外版の評価を中心とする構成とした上で、ウイルスバスター国際版に関するレビューに関しては当記事へ残し、ウイルスバスター海外版を二本語化する手順に関しては、以下の過去記事を参照していただけるようにお願いいたします。
<過去記事>
1、URL
それでは本題に入りましょう。
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ウイルスバスター国際版
パソコンをお使いになる方々にとっては、「ウイルスバスター」という名称を一度は聞いたことがあるでしょう。
知名度・販売本数共に、日本においてトップクラスを誇るセキュリティソフトです。
セキュリティ分野にあまり詳しくない人の中には、「セキュリティソフトの総称=ウイルスバスター」と認識されている方もいるようです。
販売・製造元はトレンドマイクロという企業で、一応日本に本社を置く国際企業と言えばよろしいでしょうか。
本社が日本にあるためか、ウイルスバスターを日本製と思われる方も多いようですが、正確な意味での純日本製ではありません。
創業者は台湾の方のようです。
またウイルスバスターは、2011年度版よりファイアウォールを廃止し、クラウド技術を採用した「ウイルスバスター・クラウド」の名称で販売されるようになりました。
確かに日本での知名度・販売本数はトップクラスに位置しますが、製品のトラブルもまた多いことでも知られています。
そして誤検出という問題は、ウイルスバスターのみならず、その他のセキュリティソフトにもあります。
しかしウイルスバスターの問題点はトラブル後の対応に問題があり、サポート体制の質が非常に低いと言うことがいえるでしょう。
そして一方良くも悪くも知名度のあるウイルスバスターですが、皆様は以下のようなウイルスバスター製品をご存知でしょうか?
<製品例>
このように国際版と表記のあるウイルスバスターの商品です。
少なくとも販売元のトレンドマイクロによれば、ウイルスバスター国際版という名称の製品はないということです。
またこの商品に関して言えば、共通しているのが、通常日本のトレンドマイクロより販売されているウイルスバスターと比較して明らかに価格が安いと言う点ですね。
そこでこのウイルスバスター国際版として販売されている商品を考えていくと、大きく分けて2つに分けることが出来ると思います。
<分類>
1、ウイルスバスター海外版
ウイルスバスター海外版(主に中国語版)の正規品に日本語化ツールと称するものを付属して販売する
2、企業向けのウイルスバスターに関するボリュームライセンス
ウイルスバスター・コーポーレートエディションのボリュームライセンスを転売する
以上の2つに分類することができると考えられます。
1に関しては正規品ではあるが、海外版の製品であるために、もちろん日本のトレンドマイクロのサポートを受けることが出来ません。
また日本語化ツールなるものによる日本語化がプログラムの改変に当たることがないのか疑問であり、海外版のプログラムを無理やりに日本語化したことによる製品自体の正常な動作は誰も保証してくれませんね。
そして2に関しては完全な違法です。
このケースで多く見受けられる例がシリアルキーのみを販売という形態です。
OEM形態のライセンスキーを販売することは、ライセンス規約に違反することになりますし、不正なシリアルキーを販売すると言うことにおいては言語道断ですね。
以上のようにウイルスバスター国際版の購入にはリスクが伴うということをよくご理解ください。
価格が安いからといって安易な気持ちで購入し、購入後にトラブルになることがないようによく注意しながら購入の検討を行ってください。
それでは僕が実際に購入しました商品について、日本語化を含めたレビューを載せていきたいと思います。
ウイルスバスター国際版のレビュー
1、【製品】
まず購入した商品の説明から行いますと、僕が購入した商品は先ほど書かせて頂いた1に該当する製品です。
購入先はアマゾンで、国際版という表記はありませんが、以下の商品になります。
並行輸入品のウイルスバスター中国語版に、日本語化ツールが付属する商品です。
発送方法はヤマト運輸のメール便でした。
中に入っていたのは、商品のウイルスバスター中国語版と日本語化ツールが入っているCD-ROMです。
実際にCD-ROMに入っていた日本語化ツールは以下です。なお名称は変更しています。
インストール方法のマニュアルとツールですね。
さすがにCD-ROMに関しては疑うわけではないですが、ウイルス検査です。
<検査結果>
1、日本語化ツール
2、マニュアル
上記のようにマルウェア検出はありませんでした。
2、【認証】
それでは次にウイルスバスター中国版について日本語の体験版にて認証できるか試してみました。
当然のことながら、認証は行えませんでした。そこでマニュアルを参照しますと、ウイルスバスター中国語版ですが、英語版での認証が可能と言うことでした。
日本ではウイルスバスタークラウドという製品名ですが、今回購入したウイルスバスターの正確な製品名は、英語版で言いますと以下のようです。
>Trend Micro? Titanium? Maximum Security
そこで上記サイトより体験版をダウンロードし、認証を行ったところ確かに認証可能でした。
以下、英語版でのインストール手順です。
まずは上記サイトよりダウンロードした体験版を起動します。
シリアルキーを入力する画面です。
trial versionを選択しますと体験版としてインストールすることが出来ます。
赤線の部分は使用状況をトレンドマイクロに送信する(個人情報は含みません)という項目です。
インストールの完了画面です。
メールアドレスの入力は任意のようですね。
なお先のシリアルキー入力画面にてシリアルキーを入力しますと、この画面が個人情報の入力画面になります。
入力する項目は主にメールアドレスと名前、電話番号ですね。
なお画面下のReceive?という項目は、トレンドマイクロからのニュースを受け取るということのようです。
上記は入力した個人情報の確認画面とシリアルキーの有効期限等の画面です。
インストールが完了しますと、まずこの画面が表示されました。
赤枠の部分にチェックを入れますと、以後表示されません。
これでインストールは完了しました。
3、【日本語化】
それでは英語版でのインストールが行えることがわかりましたが、実際の日本語化はどのようになるのでしょうか。
それは先ほどのウイルスバスター中国版と共に送付されてきましたCD-ROM内の日本語化ツールを、ウイルスバスターをインストール後に適用することで日本語化出来るようです。
しかし一方、日本語化ツールで日本語を適用できることはわかりましたが、セキュリティソフトは毎年1度、製品自体のバージョンアップがあります。
仮に製品自体のバージョンアップが行われた場合は、バージョンアップ後のプログラムの日本語化はどうなるのか?
今回僕が購入した製品についても海外版ですから、プログラムアップデートも海外版でということになります。
つまり製品自体のバージョンアップを行ってしまうと、その後は海外版の言語で使用するしかないということになってしまいます。
それから日本語化ツールと共に入っていましたマニュアルには、日本語化について以下のような記述もあります。
もともと海外版のプログラムを無理やりに日本語化するわけですから、日本語化後の製品の正常な動作保証はないということでしょうか。
そこでCD-ROMに入っていました日本語化ツールについて、少々調べさせてもらいました。結果としては中身として、ウイルスバスター日本語版で使われているランゲージファイルが収納されていました。
つまり海外版のプログラムのランゲージファイルを、日本語ランゲージファイルにて置き換えると言うことなのですね。
そして置き換えるフォルダがわかれば、実はウイルスバスター海外版を手動で日本語化することも可能なのです。方法としては、ウイルスバスター日本語版のインストールフォルダを利用する手段ですね。
上記のフォルダです。次に実際に手動による日本語化した画像を見てください。
上記は今回購入した製品を、日本語化ツールを参考に僕が手動で日本語化したものです。この手動での日本語化を覚えることが出来れば、毎年の製品アップデートの際にも日本語化出来るようになりますね。
もちろん正常な動作保証はありませんが。
以上にてレビューは終了です。
あとがき
さて今回の投稿は以上となります。
今回の投稿で記載する記事以外のセキュリティソフトの使い方に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下のセキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめを参照してください。
<セキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめ>
1、URL
それでは以上です。