皆様、こんばんは。
いよいよ東京では桜が開花しました。
これからどんどん暖かくなりますね。
それでは今回の投稿にまいりましょう。
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CPUクーラー
さて本日の投稿ですが…、先月に終了したはずの自作PCカスタマイズ記事の番外編です。
今回はCPUクーラーの交換を行いました。交換といいましても先月に新規設置したばかりなのですが、ここ最近CPU負荷の高い作業を行うことが多かったもので、CPUのコア温度が高めに推移することが気になっておりました。
前回購入した製品は、以下です。
CoolerMaster社製 CPUファン RR-GMM4-16PK-J1 (風神スリム)
薄いスリム型のCPUクーラーでした。個人的には気に入っていたのですが、やはりOC仕様となると冷却能力に不足があったようです。
価格コムの方でも相談し、Prime95というCPUに負荷をかけることの出来るツールでストレステストを行ってみました。なおテスト方式はCPUのみに負荷をかける方式です。(CPUのみに負荷をかけたい場合)
テスト開始から10分も経たないうちに、あっさりと70℃越えでしたね。
ちなみにOCCTというツールでもCPUのみに負荷をかけるストレステストを行いましたが、こちらは発熱が凄まじく5分で90度に到達しテスト終了となりました。
>う?ん、どうしたものか…。
そこでいろいろと考えた末に、CPUクーラーの水冷化を行ってみることにしました。
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水冷式クーラーとは?
水冷式クーラーというのは、大きく分けて2つあります。
1、本格水冷
2、簡易水冷
本格水冷というのはその名のとおり、本格的な冷却キットを購入し設置する方法です。
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上記のような感じですね。冷却性能は抜群に高く、PCの安定動作は高いものになるということです。しかし設置の難易度は高く、設置後のメンテナンスも必要なようですね。また冷却キットによっては、パーツの加工も必要とのこと。
つまりある程度の知識とスキルを要するのが本格水冷ということですね。そしてさらに上級者になると冷媒に液体窒素、ドライアイス、エタノールなどを使い、さらに効果的に冷却を施す方もおられるようです。
一方簡易水冷というのは、ヘッドとポンプ・タンクなどが一体化しており、これ以外はラジエータだけという2つのパーツで構成されているのみです。
つまり購入してそのまま取り付けを行えば使用できるという完成品の状態で販売されている物が簡易水冷というものですね。またこのような製品では設置後のメンテナンス不要ということも特徴ですね。
しかしこの簡易水冷については、効果を疑問視する声もあります。そもそも水冷の特徴というのは、熱を液体に移動させて冷却するというものです。
特に簡易水冷においては、CPUのみの冷却に特化しているものが多く、CPU周りの周辺パーツやマザーボードまで冷やすことが出来ないということ。また静音性という面においても簡易水冷の場合、液体により移動させた熱を冷却する手段はファンを用いますので、空冷と大差はないということ。
さてそこで上記を踏まえながら、実際に僕が購入した製品を考えていきたいと思います。
簡易水冷導入
まず僕が購入した製品は、以下です。
インテル Thermal Solution SandyBridge-E用 水冷FAN BXRTS2011LC
intelの純正CPU水冷クーラーです。純正とは書きましたが、正確にはAsetekという会社のOEM品にintelのロゴをつけて販売している製品のようです。
天下のintel社が販売するものですから、製品自体の質も悪くはないでしょう。
僕が今回この商品を選択したものも、intelが販売していることと、以下の理由です。
ヘッド部のintelログがブルーイルミネーションに光ることですね。上記を見た瞬間に、一目ぼれしてしまいました。
デザインがとても素敵でしたね。しかしデザイン性だけではありません。以下、仕様です。
【仕様】水冷CPUクーラー 【対応ソケット】Intel LGA2011 / 1366 / 1155 / 1156 【回転数】800 – 2200rpm (PWM対応) 【風量】74CFM 【ノイズ】21 – 35dBA 【備考】12cm角ラジエター / メンテナンスフリー
水冷CPUクーラーとしての性能もなかなかのものです。
それでは実際の取り付け後の画像を見てください。
取り付け自体は比較的容易と書かれる方もいらっしゃいますが、私的にはかなり苦労しました。やはりネックはすでに完成している状態ということで、CPUに接触するヘッドとラジエータが一体化しているため、取り付け時に同時に扱わなければいけない点ですね。
初めは製品に付属している説明書どおりに行いましたが、うまくいきませんでした。そこで僕の場合、マザーボードをPCケースから取り外した状態で、先にヘッドの取り付けを行ってからマザーボードをPCケースに戻した次第です。
そしてラジエーターをPCケースの後面に設置しようとしたところ、また問題が…。
ラジエーターの出っ張りが予想より大きく、うまくねじ止め出来ないということが発覚です。そこでPCケースの電源を支えている支柱を取り外して何とか設置しました。
簡易水冷の場合、ラジエータの部分の大きさも考慮しながら購入しないといけません。
それでは設置後のPC内ケースの様子です。
ブルーイルミネーションが綺麗で気に入りました。苦労が報われた瞬間です。
さてそれでは実際の冷却性能について見ていきましょう。以下の比較画像を見てください。
【風神スリム アイドル時】
【intel水冷 アイドル時】
水冷CPUクーラー取り付け後のアイドル時のCPU温度は27℃?30℃です。風神スリムと比較してアイドル時のCPU温度は3℃?6℃低下しました。マザーボードの温度は変化ありません。
それでは先に書きましたPrime95でのストレステストの結果です。テスト方式はCPUのみに負荷をかける方式です。
先のテスト結果とあまり変わらないと思われるかもしれませんが、先のテストではテスト開始から10分以内の温度計測、上記はテスト開始から1時間後の温度計測です。
さらに書きますとテスト開始から45分過ぎるまでは、全てのコアで70℃超えることはありませんでした。またコア1以外は、50度台で推移しています。
この結果からもわかるように、CPU温度についてはやはり水冷CPUクーラーの効果はあったということですね。
なお45分過ぎからのコア温度の上昇は、クーラーの液体温度の上昇が挙げられるでしょう。といいますのも水冷クーラーの冷却ファンは排熱向きにしてあり、PCケース内の空気で冷やすようにしてあります。そのためPCケース内の温度上昇が大元の原因と推測できますね。
ちなみにhardware monitorのマザーボード温度は、バグだと思います。そこまでの上昇はありませんでした。
以上が結果報告となります。
まとめ
結論から申しますと、やはり簡易水冷の導入の成果は見られているということですね。特にCPU温度については高い冷却性能を発揮していると考えられます。
さていかがだったでしょうか?ご興味がある方はぜひ挑戦なさってください。
今回をもって自作PCカスタマイズの投稿は、本当に終了です。次回は今年の秋ごろに、安いパーツを用いてもう1台自作しようかとも考えていますが、しばらくはないでしょう。
あとがき
さて今回の投稿は以上となります。
今回の投稿で記載する記事以外の自作パソコンパーツ情報に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下の自作パソコンパーツ情報に関連する記事のまとめを参照してください。
<自作パソコンパーツ情報に関連する記事のまとめ>
1、URL
それでは以上です。