皆様、こんばんは。
今回の投稿は、「Potentially unwanted programs (PUP)」という不要プログラムのインストールに関する投稿となります。
それでは今回の投稿にまいりましょう。
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通称PUPと呼ばれる不要なプログラム
【目次】
さて改めまして今回の投稿は、「Potentially unwanted programs (PUP)」という不要プログラムのインストールに関する投稿になります。
インターネットの世界では相変わらずsweet pageやawesomehpといったブラウザハイジャッカー、save senseに代表されるような広告表示型プログラムといった、通称PUPと呼ばれる不要なプログラムの駆除に悩まれる方が続出しています。
1例として悪代官さんの掲示板にアクセスしてみてください。実に多くの方が不要なプログラムの駆除支援を要請するためにスレッドを建てられていることがご理解いただけると思います。
ただしかしながら僕が悪代官さんの掲示板を拝見していて残念な点もあるのです。それは1度解決されたご相談者さんが、再び不要なプログラムを導入してしまったということで再度ご相談される例が見受けられるという点ですね。
悪代官さんの掲示板でご回答されている方々は優秀であり、ご相談内容の不要なプログラム以外のログとして表示されているPCのセキュリティ対策における不備な部分についても総合的に回答しています。
それによりご相談者さんは相談内容が解決されると安心され、ご相談は終了となるわけですが、本来であれば解決しご相談が終了した後こそがご相談された方にとって重要なのではないかと考える次第です。
なぜならアドウェア等PUPを含めたマルウェアのセキュリティ対策においては、感染を未然に防ぐこと及び万一感染しても容易に復旧できる環境を構築することが非常に重要であるからです。
つまり不要なプログラムの除去が完了したことが解決ではなく、不要なプログラムの除去後のご質問者さんのセキュリティに対する意識向上や対策が1番に重要であるということですね。
不要なプログラムの導入事例における大半の要因は、海外製のフリーソフトをインストール時に、ユーザー自身の不注意で導入してしまうということが挙げられます。
しかし裏を返せば不要なプログラムの導入というのは、ユーザー自身の意識を向上させればその導入リスクを大幅に低下させることも出来るはずです。
当ブログにおいても各投稿において不要なプログラムの導入に関する注意喚起を記載して参りましたが、お恥ずかしいことに導入防止に関する具体的な方法を記載することはありませんでした。
そこで今回の投稿では不要なプログラムの導入を防ぐための具体的な方法を皆さんと考えていきたいと思います。
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不要なプログラムの導入を未然に防ぐ方法
【「動画エンコとフリーソフト ぼくんちのTV 別館」】
まずご紹介という形になるのですが、 「動画エンコとフリーソフト ぼくんちのTV 別館」さんに投稿されている記事です。
<「動画エンコとフリーソフト ぼくんちのTV 別館」さんの過去記事>
1、URL
2、対策方法
・圧縮解凍ソフトを使う
フリーソフトのセットアップファイル自体を解凍して、純粋なフリーソフトのインストーラーを用いるという手法
・インストールの途中でtempフォルダを開く
フリーソフトのインストール時に一時フォルダに作成されるインストーラーを取り出して実行することにより、アドウェアのインストールを除外するという手法
・インストール前にインターネット回線を切る
フリーソフトの中にはインストール時にネット上からアドウェアをダウンロードしインストールするタイプがあります。そこでネット回線の接続を遮断しておくことでアドウェアのインストールを除外するという手法
上記の記事では、フリーソフトに同梱されたアドウェアを除外してインストール方法についていくつかの方法が記載されています。
いかがでしょうか?ぼくんちのTV 別館の管理人であるkenさんがお書きになられていますが、全てのインストーラーに有効ではないようですが、フリーソフトに同梱されているアドウェアを除外してインストールする方法として試す価値は十分にあると思います。
【Unchecky】
では次の方法です。この方法は当ブログにおいてもご紹介させていただいているUncheckyを使用します。
<過去記事>
1、URL
・Unchecky 0.2.1 Beta 日本語対応版が公開!(インストール方法及び操作方法について)
Uncheckyはインストールしておくだけで、フリーソフトのインストール時にバンドルされている不要なプログラムのチェックを外し、不要なプログラムの導入を未然に防いでくれるというソフトです。
ただし全てのフリーソフトのインストール時における不要なプログラムの導入を防げるわけではありません。あくまでもユーザーに注意を促す1つの指標であると考えていただければ幸いです。
さてとりあえずここまでで前半部分の記載は終了です。次はいよいよ3番目の方法を記載いたします。
そして3番目の方法こそが今回の記事の本題になります。
【Reboot Restore Rx】
では3番目の方法です。先述した2つの方法が感染を未然に防ぐという側面が強い半面、3番目の方法は感染を未然に防ぐ側面に加えて万一感染しても容易に復旧できる環境の構築という側面も有する方法となります。
ここまで記載して皆様にもご理解いただけたと思いますが、フリーソフトにバンドルされた不要な不要なプログラムを未然に防ぐということにも限界はあります。
1例として以下を見てください。
上記のようにインストールされるプログラムについて見えにくく表記されていたり、英語で表記されているためそもそも何がインストールされるのかがよくわからかったりということもあるはずです。
また人間は必ずミスをする生き物です。どれ程注意してもうっかりしたミスで操作を誤ってしまうこともあるでしょう。
だからこそ不要なプログラムの導入についても未然に防ぐという考えばかりではなく、万一不要なプログラムを導入してしまってもすぐに復旧できる環境を構築しその中で確認するという方法も有効ではないでしょうか。
そして上記のような環境の構築を非常に簡易的な操作で誰もが行えるような方法というものを記載したいと思います。
まずこの方法で使用するツールは、先日に当ブログで日本語化ファイルを公開させていただいた以下のツールです。
<過去記事>
1、URL
・究極の簡易ロールバックソフト!【Reboot Restore Rx】 日本語化ファイル公開!
このReboot Restore Rxはタスクトレイから有効・無効を切り替えるだけの簡易操作で、お使いのPCを再起動時にロールバックすることができるというツールです。
まずはこのツールを導入してください。インストール及び使い方については上記の記事をご覧ください。
では実際にこのツールを利用した不要なプログラムの導入を防止する方法を記載いたします。
まず何らかのフリーソフトをインストールする前に、タスクトレイからReboot Restore Rxを有効にします。
有効にした後は通常通りフリーソフトをインストールしてください。なおインストール時に、特にインストール画面に注意する必要はありません。
フリーソフトのインストールが完了しましたら、いよいよここから不要なプログラムの確認作業を行います。
なお確認作業といっても難しいものではありません。以下に確認作業の際の注意点を記載します。
<確認時の注意点>
・デスクトップ画面及びタスクバーにインストールしたフリーソフト以外のショートカットが作成されていないかという点についての確認
・同様にブラウザを起動し、ブラウザのホームに設定しているURLが改ざんされていないかについての確認
特にブラウザについては以下のようなアドオンに関する画面が表示されないかという点についても注意してください。
以上が確認作業を行う際の注意点です。
この確認作業にて特に異常がなければ、タスクトレイからReboot Restore Rxを無効にすることで、そのままインストールしたフリーソフトについてお使いのPCへ適用することができます。
一方、以下の画像をご覧ください。
このようにフリーソフトのインストール後に、不要なプログラム導入やウェブブラウザの改ざんが見受けられた場合は、すぐにPCを再起動してください。再起動することでフリーソフトをインストールする前の状態にPCを回復することができます。
回復後には慎重にフリーソフトのインストールを再度行うか、別のフリーソフトを検討しても良いでしょう。
なおReboot Restore Rxは有効のままにしておくと、有効にした際のPCの状態をベースラインとして保存しますので、PCを再起動するたびに有効にした際のPCの状態に復元しますことを覚えておいてください。
さていかがだったでしょうか?不要なプログラムの導入を未然に防ぐ方法についての記載は以上です。
上記に記載した方法を実践することで100%とはいえませんが、不要なプログラムの導入リスクをかなり低下させることができると思います。
特にフリーソフトを頻繁に導入される方は、1度実践なさってください。
あとがき
さて今回の投稿は以上となります。
今回の投稿で記載する記事以外の不要プログラムの対策方法に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下の不要プログラムに関連する記事のまとめを参照してください。
<不要プログラムの対策方法に関連する記事のまとめ>
1、URL
それでは以上です。