改めまして皆様、こんばんは。
本日2度目の投稿となります。
それでは今回の投稿にまいりましょう。
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840 PRO Series MZ-7PD256B/IT
【目次】
今回の投稿ですが、久しぶりにPCパーツ関連の投稿を行いたいと思います。
サムスン 840 PRO Seriesは、2012年10月に発売されたSerial ATA 6Gb/s対応のSSDです。
現行のSerial ATA 6Gb/s対応のSSDの中では、SSDとしての読み込み性能及び書き込み性能ともに最速クラスを誇るSSDといえます。
以下をご覧ください。
<サムスン 840 PRO Series 仕様表>
僕が所有する840 PRO Series MZ-7PD256B/ITにて、読込速度:540 MB/s・書込速度:520 MB/sという公称値となっています。
この公称値は、Serial ATA 6Gb/sの性能をフルに発揮した値といえるではないでしょうか。
またサムスン 840 PRO Seriesは、データ転送方式として非圧縮データ転送形式を採用しているため、シーケンシャル及びランダムと、どのような状態のデータであっても均一な速度を実現することができるという特長を有しています。
>看板に偽りなし!サムスン製 SSD 840 PRO Series の真価とは?(自作PCカスタマイズ編 final ) 及び SSD延命策について
なおサムスン 840 PRO Seriesに関する機能の詳細については、上記のURLをご覧ください。
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840 PRO Series MZ-7PD256B/IT 購入経緯
さてここで僕が840 PRO Series MZ-7PD256B/ITを購入した経緯を簡単にご説明したいと思います。
僕が840 PRO Series MZ-7PD256B/ITを購入したのは2013年2月であり、当時はもちろん別のPCを使用していました。
しかしMSI Afterburnerというグラフィックボードをオーバークロックするソフトを利用し、当時使用していたNVIDIA GeForce GTX 580をオーバークロックしていた際に、かなり無理なオーバークロックを強いていたために、購入から1年でグラフィックボードを壊したことが完全な自作によるPCを作成する発端となった次第です。
当時使用していたPCでは、SSDとしてIntel製品を使用していたため、当初はIntel製のSSDの購入を検討していたのですが、別メーカーのSSDを使ってみたいということで購入したSSDが840 PRO Series MZ-7PD256B/ITというわけです。
購入当初、サムスン製 SSDについてTLCタイプの840 Seriesを購入するか、あるいはMLCタイプの840 PRO Seriesを購入するかという点で迷いましたが、結局は信頼性の高いMLCタイプの840 PRO Seriesを購入しました。
<ワンポイントアドバイス>
SSDはNAND型フラッシュメモリを採用する記憶装置であり、左記のNAND型フラッシュメモリへ記録できる情報量によってSSDをタイプ別に分類することができます。
さらにNAND型フラッシュメモリが情報を記録するブロックはセルと呼ばれ、1つのセルに対して記録できる情報量を元に3つのタイプに分類することができます。
1、SLC…1つのセルに対して1bitの情報を記録可能なタイプ
2、MLC…1つのセルに対して2bitの情報を記録可能なタイプ
3、TLC…1つのセルに対して3bitの情報を記録可能なタイプ SLCは記録可能な情報量が少ない分、速度及び耐久性に優れるというメリットがありますが、価格が高いというデメリットがあります。
一方、TLCは記録可能な情報量が多い分、速度及び耐久性に劣るというデメリットがありますが、価格が安いというメリットがあります。
またMLCは上記2つの中間に位置するタイプであり、現在のSSDにおける主流のタイプとなっています。
それでは実際に、僕が購入した840 PRO Series MZ-7PD256B/ITに関するベンチマークを計測した結果を記載いたしましょう。
840 PRO Series MZ-7PD256B/IT ベンチマーク
まずベンチマークの計測結果を記載する前に、840 PRO Series MZ-7PD256B/ITに関する購入当初及び現在のSMART値を記載します。
以下をご覧ください。
<840 PRO Series MZ-7PD256B/IT SMART値>
1、『購入当初』
2、『現在』
上記の画像から、1年間で約5TBの書き込みを840 PRO Series MZ-7PD256B/ITへ行ったということです。
SSDは継続して使用することによる速度低下という現象が生じます。
1年間使用したことで840 PRO Series MZ-7PD256B/ITは、どの程度の速度低下が生じているのでしょうか。
それではCrystalDiskMarkによるベンチマークの計測結果です。
<840 PRO Series MZ-7PD256B/IT ベンチマーク結果>
1、『購入当初』
2、『現在』
CrystalDiskMarkによるベンチマークは、デフォルトであるランダムテストで行っています。
またSamsung MagicianのTRIM機能によるSSDの最適化を1か月に1回行っております。
結論から申しますと、1年程度の継続使用では、SSDに関する速度低下は生じていませんでした。
昨年に投稿した記事の中で、以前のPCで使用していたIntel製のSSDを、やはり購入から8か月後にCrystalDiskMarkを用いてベンチマークを計測した際は、シーケンシャルライトの値が明らかな速度低下を示した結果と比較しますと、840 PRO Series MZ-7PD256B/ITは速度低下が生じにくいということになります。
まとめ
さて購入から1年が経過したということで、サムスン製 SSD 840 PRO Seriesに関するベンチマークの計測結果を記載してまいりました。
僕は昨年のPC自作までSSDはIntel製が1番と考えていましたが、現状のSSDはIntel製に限らず、優秀な製品が多いようです。
なおサムスン製 SSD 840 Seriesにおいては、昨年に後継となる「Samsung SSD 840 EVO」が登場しています。
840 Seriesの後継ということで、TLCタイプのSSDとなりますが、速度面では840 PRO Seriesに匹敵するようです。
昨今の円高及び消費税の増税による影響で、SSDに関する価格も高くなっていますが、先だっての投稿のメインテーマである「ガンガンガン速」等のソフトウェアを購入してPCの高速化を図るよりも、要するお金は高くはなりますがSSDを導入するほうが明らかなPCの高速化となるであろうと思います。
なお以下のサイト様に興味深い記事が公開されておりました。
よろしければご覧ください。
あとがき
さて今回の投稿は以上となります。
今回の投稿で記載する記事以外の自作パソコンパーツ情報に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下の自作パソコンパーツ情報に関連する記事のまとめを参照してください。
<自作パソコンパーツ情報に関連する記事のまとめ>
1、URL
それでは以上です。